2023年12月8日17時37分

何にフォーカスして生きるのか 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

「こういうわけで、もしあなたがたが、キリストとともによみがえらされたのなら、上にあるものを求めなさい。そこにはキリストが、神の右に座を占めておられます」(コロサイ3:1)

コロサイ人への手紙3章は「こういうわけで」という言葉で始まっています。2章20節には「もしあなたがたが、キリストとともに死んで」とあります。「こういうわけで」とは「キリストと共によみがえって、新しく生まれ変わった者だから」ということです。

聖書は、キリストが着座している「上にあるものを求めなさい」と勧めます。「求める」とは「思い」の領域です。あなたの思いは、どこに「フォーカス」を合わせているでしょうか。聖書は「あなたがたは、地上のものを思わず、天にあるものを思いなさい」(コロサイ3:2)と語ります。

私たちは地上に生きていますが、天にあるものにフォーカスしませんか。つまり、同じ仕事をし、同じボランティアをし、奉仕をしても、その動機や目指すところが、地上での報い、人からの称賛、お金、名誉、富、権力を求めるのではなく、神からの報い、神からの称賛、神が喜んでくださることを求めて行いましょう。

この地上で受けるものは、天にあるものを求めた結果、与えられるのです。「神の国と神の義」と「天にあるもの」を求めつつ、今日も生きてまいりましょう。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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