2023年11月11日10時57分

選択と結果の御恵み 加治太郎

コラムニスト : 加治太郎

あなたがたの淫乱の報いは、あなたがたの上にくだり、あなたがたはその偶像礼拝の罪を負い、そしてわたしが主なる神であることを知るようになる。(エゼキエル23:49)

神様が創造された秩序により、私たち人間は必ず、自分の選択に対する報いを受けることになっています。たとえ過去、現在、将来の罪が赦(ゆる)されていても(参照・ヘブル10:10)、私たちは、自分の選択に対する結果からは免れることができないのです。

信仰者には、御霊の実が与えられています(参照・ガラテヤ5:22)。つまり、私たちの信仰生活は、平和の中にあるということです。もし平和を体験できていないのであれば、思考における何らかの選択を変える必要があります。何でも一つずつ神様に確認する必要はありませんが、私たちが平安を失ったときには、それをアラート信号として捉え、立ち止まる必要があります(参照・使徒行伝16:6)。

神様は、私たちに賜物を与えられています(参照・ヘブル13:21)。そして、私たちが一つのことに焦点を合わせることを願われています(参照・ピリピ3:13)。あなたが、キリストの体である教会で果たすべき役割は何でしょうか。周囲の人々と比較するのではなく、自分の優れている点は何でしょうか(参照・エペソ4:16)。

信仰を持ってから与えられる使徒、預言者、伝道者、牧師、教師などの霊的な賜物(参照・エペソ4:11)に加えて、生まれた時から与えられている能力などがあります(参照・エレミヤ1:5)。へりくだって、自分が神様に与えられた使命に徹することを通して、満ちあふれるほどに豊かな信仰生活を歩み通しましょう(参照・ヨハネ10:10)。

神様は、私たちが全ての人と平和な関係を築くことを願われています(参照・ローマ12:18)。私たちができる最善は何でしょうか。まず人の話を聞くことに徹し、自分が話すのを可能な限り控えることです(参照・ヤコブ1:19)。そして対峙(たいじ)するときも、優しく、謙虚に人と接することが大切です(参照・ガラテヤ6:1)。

愛は忍耐し、苦しみを耐え忍びます(参照・1コリント13:4)。憐(あわ)れみをもって接することも大切です(参照・ルカ6:36)。表には出さなくとも、自分のプライドや欲からくる願望のために、人間関係の平和を犠牲にしていないでしょうか。神様が喜ばれない選択は、最も大切な私たちの心の平安を奪います。

神様は、私たちがこの地上で成功する人生を歩み通すための知恵を、既に御言葉を通して与えられています。成功を体験できるかどうかは、私たちが今、何を選択するかにかかっているのです。

GOD BLESS YOU!

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加治太郎

加治太郎

(かじ・たろう)

2000年に在ニュージーランド、オークランド韓人教会で受洗。05年より音楽賛美ミニストリーをスタートし、日本各地、韓国、中国、米国などを巡回。CDリリースや、毎週、沖縄と鹿児島でラジオ番組も行い、福音を伝える働きを進める。07年にはクリスチャン社会人を励ますことをビジョンにSPREADミニストリーをスタートし、東京、千葉、埼玉、名古屋などで定期的に15年まで集会を行う。19年には世界の東と西をつなぐことをコンセプトに、広告代理店 Taro Kaji Office, LLC を設立。16年からは家庭礼拝を中心に、20年には東京ベイバイブルフェローシップをスタート。キリストを通して、人々が満ちあふれるほどに豊かな人生を歩むことに情熱を注ぐ。妻と一男一女の4人家族。