2023年7月14日15時34分

神にある人間関係 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

1. 人間関係を壊してしまったとき

人間関係というのは、築くのは簡単ではないのに、いとも簡単に壊れてしまうことがあります。

こちらに悪意があったり、関係が壊れてもよいと思っているならまだしも、良い関係を築きたいと願っている相手との関係なのに、それがうまくいかないことがあります。

そんな時、第一にすべきことは、神に委ねることです。関係がこじれてしまったときには、言い訳をしたり、説得をしたりして修正しようとしても、かえってうまくいかないものだからです。

次に、神との関係を修復することです。神との関係が親しくなり、深まると、相手から受けた傷が癒やされ、素直で優しい心で接せられるようになります。

さらに「自分は正しい」と思っていたのに、自分にも問題があったことに気付いて、相手が心を開いてくれたときには、すでにこちらの心が整えられているため、相手との関係が修復されやすくなります。

その上、神様が直接両者の心に働いてくださり、関係の修復がなされると思います。

2. 人間関係が壊れてしまったとき

反対に、相手との関係でこちらが傷ついて、相手と距離を置きたくなったような場合には、その感覚を大切にしてください。自分を傷つけないための心の免疫機能だからです。

何度も人からだまされて、お金を取られてしまうクリスチャンの女性を知っています。また、何度も暴力をふるい、酒を飲み、働かない男と、結婚と離婚を繰り返してしまう女性を知っています。

私は一度傷つけられたら、「こいつには気を付けろ!」としっかりと記憶します。何度も繰り返しだまされないためです。ただ、一度そういうことがあっても、その人が変わるかもしれません。

人は、変わる可能性があります。新しく生まれ変わり、人生をやり直すことができるのです。

「イエスは答えて言われた。『まことに、まことに、あなたに告げます。人は、新しく生まれなければ、神の国を見ることはできません』」(ヨハネ3:3)

「だれでもキリストのうちにあるなら、その人は新しく造られた者です。古いものは過ぎ去って、見よ、すべてが新しくなりました」(2コリント5:17)

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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