2023年6月28日09時30分

世界宣教祈祷課題(6月28日):モンゴル

執筆者 : 奥山実

モンゴルで2千人超が信仰決心 約250の地元教会が協力、グラハム氏がメッセージ
モンゴルの首都ウランバートルにあるアイスホッケー場「ステップアリーナ」を会場に開催されたフランクリン・グラハム氏による伝道集会「希望の祭典」。2夜連続で開催され、延べ1万7千人余りが参加した。(写真:ビリー・グラハム伝道協会=BGEA)

昨年9月、モンゴルでビリー・グラハム伝道協会(BGEA)がゴスペル・フェスティバルを開催したのをこの課題でも伝えたが(12月28日当課題参照)、この時、数人のモンゴル人信者がアウトリーチの訓練を受けた。そしてこれらのモンゴル人信者たちはこの夏、同じ伝道フェスティバルのモデルを、さらに6つの町で開くのだ。彼らの間で福音の炎は燃え続けている。

伝道フェスティバルが最初に行われたのは、エルデネットという町だ。モンゴルで3番目に大きな都市で、人口は約9万人。そのうち信者は町全体で700人しかいない。つまり、その町全体の信者は0・8%にも満たない。

フェスティバルでは、4千冊以上のヨハネの福音書が配られた。参加者は、地元のミュージシャンの演奏を楽しみ、福音のメッセージを聞いた。

この集会で、キリストに従うようにとの招きがあったとき、個人的な救い主として主イエスを受け入れた人が385人いた。この集会の前には、この町の信者は700人だったが、それに385人の新しい信者が加わり、一気に1・55倍になった。

しかしそれだけでは止まらない。彼らが集会を行った2番目の都市には12万5千人以上の人々が住んでおり、信者は千人ほどしかいなかった。ところがゴスペル・フェスティバルの後、その町では859人の新しい信者が生まれた! 信者の数は1・86倍になったのだ。

この夏、モンゴルの都市で行われる残りのフェスティバルのために、主が豊かに働き、新しい信者を次々に加えてくださり、モンゴル全土で霊的なリバイバルが続くよう祈っていただきたい。

■ モンゴルの宗教人口
仏教 35・3%
プロテスタント 1・3%
カトリック 0・05%
正教 0・03%
無宗教 24・5%