2023年6月23日16時20分

私に与えられた人生が最高 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

「もし~だったら」。意味がないとは分かっていても、つい考えてしまうことがあるのではないでしょうか。「あの時、もし~だったら・・・」と考えるときには普通、「~しなくてよかった!」というよりも「~すればよかったのに!」と考えるものです。

確かに「もし~だったら」今とは違う人生を生きていたに違いありません。しかし、その時の決断を後悔しても始まりません。そして、その時の決断が失敗だったと思えたとしても、それは必然であり、最善であり「それでよかった!」と考えるのが正解です。

過去は変えられないからです。そして、過去の決断をしたのは自分なのです。「もし、あの時~をしていたら(していなければ)」と考えることは、自分自身を否定することであり、自分自身に対して失礼なことです。

また、その背後で働いておられる神を否定することであり、何よりも、神に対して失礼なことです。神の許しがなければ、何事も起こらないのです。

「二羽の雀は一アサリオンで売っているでしょう。しかし、そんな雀の一羽でも、あなたがたの父のお許しなしには地に落ちることはありません」(マタイ10:29)

「主はサタンに仰せられた。『では、彼のすべての持ち物をおまえの手に任せよう。ただ彼の身に手を伸ばしてはならない。』そこで、サタンは主の前から出て行った」(ヨブ1:12)

全ての出来事は、神の許しがあったから起こっているのです。私たちには理解できなかったとしても、だから最善なのです。

「天が地よりも高いように、わたしの道は、あなたがたの道よりも高く、わたしの思いは、あなたがたの思いよりも高い」(イザヤ55:9)

それ故に、神様に感謝をしましょう。

「いつでも、すべてのことについて、私たちの主イエス・キリストの名によって父なる神に感謝しなさい」(エペソ5:20)

まず、過去と現在に対して、ありのままを受け入れてください。人間の失敗、マイナスを超えて、神は最善を行ってくださるからです。

「もし〜だったら」と考えるのをやめて、神と共に感謝と希望に満ちた歩みをさせていただきましょう。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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