2009年2月17日07時03分

フィリピン、避妊普及の法案にカトリック教会が反発

国民の約8割がカトリック信者のフィリピンで、近く避妊普及活動を可能にする法案が議会に提出される見通しとなった。避妊に反対する国内のカトリック教会の反発は必至だ。CNNが伝えた。

CNNによると今回の法案は、同国の下院議員100人以上が共同提出する。すでに国民の3分の2近くはこの法案に賛成しているが、カトリック教会は、教義に真っ向から反するなどとして反対している。

同国では人工妊娠中絶は原則禁止となっているが、国連によると年間約50万件の不法中絶が国内で行われているという。