2023年4月24日19時56分

主は生きておられる(210)日陰でも咲く 平林けい子

コラムニスト : 平林けい子

日陰でも咲く

小さな花壇を造った
ほとんど日が当たらない
人目につかない場所
それ故 花を見たかった

小石ばかり出てくる地面
土を入れ 花を植えた
日陰でも咲くという花
花々は 几帳面に咲いた

日当たりの良いところより
小ぶりながら
虫にも食べられず
雨が降ればたっぷり
水分を吸収して
生き生きしている

神様の恵みは
明るいところ
日の当たるところ
豊かなところ
人目につくところ
のみではなく

暗い
じめじめした
貧相な
見栄えのしない
小さな場所にも
豊かにたっぷり注がれる

日常生活の中で主の恵み
憐れみを見落としていないか

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平林けい子

平林けい子

(ひらばやし・けいこ)

1934年京都に生まれ、京都府に在住。同志社大学文学部英文科卒業。1男2女の母。長女が小学校入学を機会に好きな英語をもう一度学びたいと思ったとき、奇しくも今の教会の英会話クラスのちらしを見る。聖書を開き、ヒューマニストだと思っていた自分が仮面をかぶった罪人だと分かった。罪を悔い改めて受洗。しかし、真の神に出会ったのはそのあとの試練の真っただ中だった。主の奇跡を次から次にいただき今に至る。30年間家で中高生向けの英語塾を、13年間町の公民館で中高年の人たちに中級英会話クラスを担当。教会の英会話クラススタッフは38年になる。趣味は、読書。福音書を読む以外は詩、エッセイを読んだり書いたりすること。海外旅行、動物が大好き。京都府・長岡福音自由教会員。フェイスブックはこちら。著書に『主は生きておられる』。