2023年4月21日07時41分

不可能を神と共に! 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

不可能の壁にぶつかったときに、その壁を直視し、受け入れることは健全なことです。しかし、そこから先はいくつかの選択肢があります。

引き返すのか。乗り越えようとするのか。はたまた、壁を壊して進むのか。しかし、もう一つの選択があります。神の導きに従って決断し、神と共に進むことです。

神は、可能的思考をもって「前進あるのみ!」と語られるのではありません。もちろん、神は不可能を可能にするお方ですが、「待て!」「止まれ!」「引き返せ!」と導かれることもありますし、「壁を乗り越えよう!」「迂回して、壁のない所を進もう!」「壁を壊して進め!」と導かれることもあります。

本当は、「神と共に進むのか」「自分の考えで決めるのか」の二者択一なのです。

私の周りには、問題を抱えている人がたくさんいます。自分の問題だけでも手に負えないのに、どうしたらいいでしょうか。神がそれらの問題を担ってくださり、解決へと導いてくださるのです。神に委ねて、神と共に進むしかありません。

問題の壁にぶつかったとき、神と共に歩んでいなければ、アップアップしてしまい、そこで行き詰まってしまいます。そういう経験をしたことがない人は、これから経験することになると思います。

神があなたを愛しておられるので、神が必要だということを知らせて、あなたが神を求め、神と共に歩むようになるためです。

「苦難の日にはわたしを呼び求めよ。わたしはあなたを助け出そう。あなたはわたしをあがめよう」(詩篇50:15)

「まことに、あなたがたに告げます。だれでも、この山に向かって、『動いて、海にはいれ』と言って、心の中で疑わず、ただ、自分の言ったとおりになると信じるなら、そのとおりになります」(マルコ11:23)

神と共に歩むなら、不可能は可能になります。今日、不可能の壁にぶつかっている人は幸いです。神が必要であると知ることができるからです。

その理論から言えば、不可能の壁にぶつかっていない人は不幸とも言えます。神に頼らなくても生きていけるので、神をないがしろにしてしまう可能性があるからです。

神はあなたを愛しているので、必ず不可能の壁にぶつかることでしょう。その時、神を信じ、神に頼ってください。

「心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな。あなたの行く所どこにおいても、主を認めよ。そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる」(箴言3:5、6)

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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