2023年4月14日12時17分

世界宣教祈祷課題(4月14日):カザフスタン

執筆者 : 奥山実

カザフスタンで礼拝に集ったキリスト教徒に罰金 警察に新権限付与後初か
カザフスタン最大の都市であるアルマトイ。1998年までは同国の首都で、現在も「南の首都」と呼ばれている。(写真:Jaw101ie)

豊富な天然資源に恵まれるカザフスタンだが、その多くは有力なエリート層に独占されている。

初代大統領は、30年近く独裁政治を続けたが、反政府運動により辞任した。次の政権への怒りと不満、前大統領の影響力の継続、進まぬ民主化、燃料価格の高騰などが要因となり、2022年1月、さらに大規模な抗議行動が起こった。

軍は、ロシア人、ベラルーシ人などの加勢とともに、これらの抗議行動を終わらせるために出動し、残酷な結果をもたらした。

国の膨大な富を全ての国民の利益のために使う、汚職とは無縁の仕える指導者が与えられるよう祈ろう。イスラムの強い同国だが、福音宣教が進むよう祈っていただきたい。

■ カザフスタンの宗教人口
イスラム 58・7%
プロテスタント 0・8%
カトリック 0・9%
仏教 0・1%
無宗教 33・9%