2023年2月20日10時03分

主の約束への原点回帰 万代栄嗣

コラムニスト : 万代栄嗣

それから、イエスは彼らにこう言われた。「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は、救われます。しかし、信じない者は罪に定められます。信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、わたしの名によって悪霊を追い出し、新しいことばを語り、蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。」・・・彼らは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主は彼らとともに働き、みことばに伴うしるしをもって、みことばを確かなものとされた。(マルコ16:15~20)

私たちは力強い御言葉に目を留め、今日癒やされたいと思います。神様から命、元気を頂き、喜びと聖霊の導きにあふれて、今週も歩んでまいりましょう。聖書の中のイエス・キリストは、常にあらゆる病を癒やされた100パーセントの癒やし主でした。その癒やしを信じるのは当然のことです。

神の御業は、しばしば癒やしとして現され、神ご自身が出エジプトの時に「わたしは主、あなたをいやす者である」と癒やしを宣言されました。私たちは当事者として恵みと癒やしを体験するのです。

約束された癒やしのために、イエス様は今も働き、私たちの一切の必要を満たし、肉体の弱さ、病、患いから私たちを解放してくださることを感謝したいと思います。

「本来の自分らしさへの原点回帰」を2023年のテーマに掲げていますが、回帰すべき原点には、主が約束された癒やしが確かにあります。

今日の箇所は、主が天に昇られる前に弟子に語られた大宣教命令と呼ばれるものですが、ここから、信じる私たちに与えられる恵みを4つのポイントで確認して、癒やしを求めて祈りたいと思います。

1. 神による “しるし” が与えられている!

イエス様は、私たちがイエス・キリストを信じ、証し人として生きるなら、神からの明確な “しるし” が与えられると、シンプルに語っておられます。その “しるし” は、私たちの五感を通して、神が働かれたことを理解できる体験です。精神論や観念論のようなあやふやなものではなく、私たちに分かる形で御業が現されると約束されたのです。

2. キリストの御名の力!

“しるし” をもたらすキリストの御名の力が与えられていることを知りたいのです。救い主イエスの名は単なる名前ではなく、悪霊さえも従わせる権威と力、恵みがあるのです。全ての名にまさる名が、私たちに与えられていることを喜びましょう。

キリストの御名によって祈る私たちは、必ず強くされます。イエス・キリストの名による祈りは、単なる習慣で行うものではありません。習慣化するほど大切にしてきたのは、どんな束縛や鎖も断ち切る力があるからです。

3. 手を置いて祈る祈り!

手を置いて祈ることのできる恵みに感謝したいと思います。イエス様は癒やしを祈られる際に、しばしば病人に手を置いて祈られました。ただ私たちのそばにいて、見つめて大丈夫と言われるのではなく、病める者に、その箇所に手を置いて祈るとき、今も生きて働かれるイエス様との明確な接点があることを意味します。

そこにイエスの御名につながる祈りが凝縮され、その病める箇所に神の癒やしの御業が圧倒的な力をもって現されることを知りましょう。

4. 癒やしや解放の恵みが起こる!

キリストの御名の力による癒やしの祈りによって私たちは癒やされ、悪霊から解放される、とてつもない恵みを体験したいと思います。聖霊による喜びをもって新しい言葉を語ることができ、イエス様によって強められてまいりましょう。

私たちは、どんな病も癒やされ、害毒からも守られるという聖書の約束に基づいて祈り、癒やされたいと思います。

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万代栄嗣

万代栄嗣

(まんだい・えいじ)

松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。

また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。

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