2023年2月17日19時05分

古代東方大秦景教旅行写真記(3)中国内モンゴルの遺跡 川口一彦

コラムニスト : 川口一彦

唐代、武宗皇帝による大迫害があった840年代以降、景教徒たちは宣教拠点の中心地であった西安から逃れ、北京郊外、内モンゴルや福建省、中央アジアへと離散し、特に、元の時代に名前を景教からエリカオン(也里訶温)教と改称。会堂名も大秦寺から十字寺に変更して信仰生活をしていきました。

彼らの生きた証しとして、内モンゴルでも十字とシリア語で彫られた信徒の墓石が多数発見されています。

古代東方教会遺跡巡り旅行記(3)中国内モンゴルの遺跡 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(3)中国内モンゴルの遺跡 川口一彦
参考文献の盖山林著『陰山汪古』(内蒙古人民出版社、1991年)
古代東方教会遺跡巡り旅行記(3)中国内モンゴルの遺跡 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(3)中国内モンゴルの遺跡 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(3)中国内モンゴルの遺跡 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(3)中国内モンゴルの遺跡 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(3)中国内モンゴルの遺跡 川口一彦
古代東方教会遺跡巡り旅行記(3)中国内モンゴルの遺跡 川口一彦
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館内に掲示された遺物写真(筆者)
古代東方教会遺跡巡り旅行記(3)中国内モンゴルの遺跡 川口一彦
三角屋根はミイラの保管所(現在は閉鎖)
古代東方教会遺跡巡り旅行記(3)中国内モンゴルの遺跡 川口一彦
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宿泊施設パオの室内
古代東方教会遺跡巡り旅行記(3)中国内モンゴルの遺跡 川口一彦
増設中のホテル群

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※ 参考文献
『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、イーグレープ、2014年)
盖山林著『陰山汪古』(中国古代北方民族史叢書、内蒙古人民出版社、1991年)
江上波夫著『モンゴル帝国とキリスト教』(サンパウロ、2000年)
『オロンスム モンゴル帝国とキリスト教遺跡』(横浜ユーラシア文化館編集発行、2003年)

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川口一彦

川口一彦

(かわぐち・かずひこ)

1951年、三重県松阪市生まれ。愛知福音キリスト教会宣教牧師、基督教教育学博士。聖書宣教、仏教とキリスト教の違い、景教に関するセミナーなどを開催。日本景教研究会(2009年設立)代表、国際景教研究会・日本代表を務める。季刊誌「景教」を発行、国際景教学術大会を毎年開催している。2014年11月3日には、大秦景教流行中国碑を教会前に建設。最近は、聖句書展や拓本展も開催している。

著書に 『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、2014年)、『仏教からクリスチャンへ―新装改訂版―』『一から始める筆ペン練習帳』(共にイーグレープ発行)、『漢字と聖書と福音』『景教のたどった道』(韓国語版)ほかがある。

【川口一彦・連絡先】
電話:090・3955・7955 メール:[email protected]

フェイスブック「川口一彦」で聖句絵を投稿中。また、フェイスブック「景教の研究・川口」でも情報を発信している。

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