2023年2月17日15時11分

寒い季節に木を切るな 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

寒い季節になると、動物は冬眠し、植物は葉を落とします。昔ある人が、冬に枯れてしまった木を見て、切り落とそうとしていました。近くを通りがかった知恵深い老人が一言、言いました。

「冬に木を切ることはやめなさい。春まで待っていたら、また元気に葉を実らせ、実を結ぶはずだから」

この老人の言葉は、私たちの人生にも当てはまります。人生の冬には、何の実りもなく、失敗者や敗北者であるように感じることがあります。周りの人を見ているとうまくいっているように見えて、ますますみじめな気持ちになることがあります。

SNSで燃え尽き症候群になる人がいます。その理由の一つは、みんなが人生の明るい面ばかりを投稿するので、比較してみじめな気持ちになってもうやりたくなくなるそうです。スパッとやめると、気持ちが楽になるそうです。

誰にでも人生の四季があります。何をしてもうまくいき、絶好調な時もあれば、何をしても空回りで、何の実りのない時期もあります。

人と自分を比較する必要はありません。自分は自分、人は人です。その上で、お互いに受け入れ合い、許し合い、愛し合っていけたら人生は幸せです。

人がうまくいっているように見えて、自分がうまくいっていないように見えるとき、きっと自分は人生の冬を迎えていると受け止めてください。

老人が語った言葉を心に留めてください。今うまくいっていなくても大丈夫です。もう少ししたら人生の春がやってきて、何もかもうまくいくようになるかもしれません。

聖書には「まことに、その人は主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ。その人は、水路のそばに植わった木のようだ。時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える」(詩篇1:2、3)と書かれています。

水路のそばに植わった木は「時が来ると実がなり、その葉は枯れない。その人は、何をしても栄える」のです。水路のそばに植わった木になるためには「主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさむ」ことだと書かれています。

主のおしえである聖書の言葉を喜び、その言葉をいつも口ずさむとは、

① 聖書が「あなたは持っている!」と語るものを「持っています!」と口で語ることです。
② 聖書が「あなたはできる!」と語ることを「できます!」と口で語ることです。
③ 聖書が「あなたは~です!」と語ることを「私は~です!」と口で語ることです。

これはどんな状況の中にあっても、心がそう思わないときも、苦しくつらいときでも語ってください。季節が冬であっても、木が砂漠に植えられていたとしても、その根は水路につながっています。

外から見たら枯れているように見えることがあっても、生きています。うまくいかないときにも、諦めたり、投げ出したりしないで、どんな時も主のおしえを喜びとし、昼も夜もそのおしえを口ずさんでください。

あなたは何をしても栄えます。素晴らしい一日でありますように。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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