2023年1月6日21時58分

古代東方大秦景教旅行写真記(1)中国北京三盆山中腹の十字会堂跡 川口一彦

コラムニスト : 川口一彦

古代東方教会は、中国唐代には大秦景教と呼ばれました。900年代以降の唐代滅亡から宋、元の時代に生きていたエリカオン(也里訶温)教徒の遺跡などを、写真で見ていただこうと考えました。遺跡巡りは、イーグレープ社(穂森宏之社長)が企画主催したものです。写真の大部分は、その時に撮影しました。

古代東方教会遺跡巡り旅行記(1)中国北京三盆山中腹の十字会堂跡
古代東方教会遺跡巡り旅行記(1)中国北京三盆山中腹の十字会堂跡
古代東方教会遺跡巡り旅行記(1)中国北京三盆山中腹の十字会堂跡
ツアーバスを下車し、中腹を目指していく。
古代東方教会遺跡巡り旅行記(1)中国北京三盆山中腹の十字会堂跡
出発地点を見下ろした風景
古代東方教会遺跡巡り旅行記(1)中国北京三盆山中腹の十字会堂跡
十字会堂跡に到着、左には一軒家の家庭があった。
古代東方教会遺跡巡り旅行記(1)中国北京三盆山中腹の十字会堂跡
正面から見た写真と背面から撮影した写真、背面からは壊れた建屋が見える。遺構には、手前に十字会堂について記した元の時代の「勅賜十字寺碑」、奥には景教模刻碑、右端には「三盆山崇聖院碑記」が建っていた。
古代東方教会遺跡巡り旅行記(1)中国北京三盆山中腹の十字会堂跡
急きょ、拓本をするために脚立を借りて作業した。
古代東方教会遺跡巡り旅行記(1)中国北京三盆山中腹の十字会堂跡
景教模刻碑
古代東方教会遺跡巡り旅行記(1)中国北京三盆山中腹の十字会堂跡
十字が彫られていた。
古代東方教会遺跡巡り旅行記(1)中国北京三盆山中腹の十字会堂跡
古代東方教会遺跡巡り旅行記(1)中国北京三盆山中腹の十字会堂跡
隣の家主様からゆで卵を頂き、何かのお礼をしたと記憶している。
古代東方教会遺跡巡り旅行記(1)中国北京三盆山中腹の十字会堂跡
帰路の眺めも大変良かった。

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※ 参考文献
『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』(改訂新装版、イーグレープ、2014年)
『景教碑の風景』(シリーズ「ふるさと春日井学」3、三恵社、2022年)

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川口一彦

川口一彦

(かわぐち・かずひこ)

愛知福音キリスト教会(日曜と火曜集会)ならびに名古屋北福音キリスト教会(水曜集会)の宣教牧師。フェイスブックで「景教の研究・川口」を開設。「漢字と聖書と福音」「仏教とキリスト教の違い」などを主題に出張講演も行う。書家でもあり、聖書の言葉を筆文字で書いての宣教に使命がある。大学や県立病院、各地の書道教室で書を教えている。基督教教育学博士。東海聖句書道会会員、書道団体以文会監事。古代シリア語研究者で日本景教研究会代表。特に、唐代中国に伝わった東方景教を紹介している。著書に『景教—東回りの古代キリスト教・景教とその波及—』など。