2022年12月2日11時04分

人生における希望 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

人生を振り返ってみると、一つ一つの苦労が懐かしく感じることがあります。人生を「線」に例えるならば、希望は「点」のように所々に存在します。希望があるからこそ、今を生きることができるのです。

希望という「点」と「点」をつなぐ「線」は、苦労や悲しみや痛みです。希望が一縷(いちる)の望みとなり、試練を乗り越える力となります。

聖書には「この希望は失望に終わることがありません」(ローマ5:5)と書かれています。どんな希望でしょうか。

「信仰によって義と認められた私たちは、私たちの主イエス・キリストによって、神との平和を持っています。またキリストによって、いま私たちの立っているこの恵みに信仰によって導き入れられた私たちは、神の栄光を望んで大いに喜んでいます。そればかりではなく、患難さえも喜んでいます。それは、患難が忍耐を生み出し、忍耐が練られた品性を生み出し、練られた品性が希望を生み出すと知っているからです」(ローマ5:1〜4)

「希望」とは・・・

① 信仰によって与えられている
② 神との平和の関係から生じている
③ 結果、神の栄光を望んで大いに喜んでいる
④ さらに、患難さえも喜んでいる
⑤ だから、患難が忍耐を生み出し
⑥ 忍耐が練られた品性を生み出し
⑦ その練られた品性が希望を生み出している

1回の人生という「線」の中に、いかに希望という「点」を持つか。希望があるならば、どんな状況の中にあっても生き続けることができます。イエス・キリストを信じることから始まります。

キリストは、人類を不幸にし、全ての問題の根源である罪を十字架で背負って死なれ、3日目に死を打ち破って復活されました。キリストを信じるならば、絶対絶望的な状況の中にあっても、なお絶対的な希望があるのです。

「この希望は失望に終わることがありません」(ローマ5:5)

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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