2022年8月22日08時44分

救い主が与える永遠のいのち 万代栄嗣

コラムニスト : 万代栄嗣

わたしの羊はわたしの声を聞き分けます。またわたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます。わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、また、だれもわたしの手から彼らを奪い去るようなことはありません。わたしに彼らをお与えになった父は、すべてにまさって偉大です。だれもわたしの父の御手から彼らを奪い去ることはできません。わたしと父とは一つです。(ヨハネ10:27~30)

ヨハネの福音書の中でイエス様はしばしば、私たちの命が地上だけではなく、死の向こう側にある永遠のいのちにまでつながっており、そのことを本当に大切に受け止めるようにと繰り返し語っておられます。今日の聖書の箇所から、永遠のいのちの希望を頂くための3つの段階を考えます。

1. 神からの語りかけ、声がけを聞く

イエスご自身が、「わたしは、良い牧者(羊飼い)です」(ヨハネ10:11)とおっしゃいました。愚かで弱く迷いやすい羊たちでも、羊飼いの声は聞き分けて安全を保ちます。

私たちも羊の一匹として、悪魔のささやきではなく、神の声を聞き分けるための心の耳、霊の耳はちゃんと開いているでしょうか。祈りが足りないのではないか、愛しているか、と語っておられる神からの声は聞こえていますか。この時も、きっとあなたに語りかけていらっしゃると思います。

2. 救い主イエス・キリストを信じ受け入れる

27節に、「わたしは彼らを知っています。そして彼らはわたしについて来ます」とありますが、イエス様についていくとは、弟子たちのようにすべてを捨てて信じてついていくことです。イエス様の御声を聞くことは信じることにつながるのです。聞くこと=信じることに結びつくべきです。

3. 永遠のいのちを受け入れる

現代に生きる私たちは、いろいろなことに配慮し忙しく毎日を送っていますが、忘れてはいけないことは、キリストが与えてくださった永遠のいのちをシンプルに受け入れることです。聖書が教えるように、私たちの魂は永遠に続くのです。それを地獄で送るか、魂の幸い、霊の平安を得る天国にいるか、大きな違いです。

地上での命を終えるときに、もう一度、皆さんと天国で必ずお会いします。クリスチャンとしての私たちは、目先のことしか見ない生き方ではなく、心から永遠のいのちを信じて生きましょう。

主イエスは28節で、「わたしは彼らに永遠のいのちを与えます。彼らは決して滅びることがなく、また、だれもわたしの手から彼らを奪い去るようなことはありません」と言われました。一見弱くてもろいように見えながらも、この約束を受け止め、永遠のいのちを信じて、価値あるゆるぎない人生を生きていきましょう。

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万代栄嗣

万代栄嗣

(まんだい・えいじ)

松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。

また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。

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