2022年7月11日20時54分

主キリストから目を離さない 万代栄嗣

コラムニスト : 万代栄嗣

信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい。イエスは、ご自分の前に置かれた喜びのゆえに、はずかしめをものともせずに十字架を忍び、神の御座の右に着座されました。(ヘブル12:2)

2022年も、はや折り返し地点となりました。今年は最短の梅雨明けで、とても暑い夏になりそうですが、気持ちを「夏モード」に切り替えて、夏だからこその祝福された毎日をクリスチャンとして歩みましょう。主の臨在の中で御言葉を受け止め、信仰の原点に立ち返り、共に祝福を頂いて恵まれましょう。

スマホを使う生活が当たり前になると、通信障害でつながらない場合には大変不自由です。私たちクリスチャンは、神様との間に「通信障害」などありませんように。祈りと賛美によって、イエス様に結びつき信頼し、命を頂きましょう。最近の世の中は、情報があふれ、選択肢が多すぎて、一つのことに集中できずに生活が忙しくなっています。しかし、仕事や趣味はいろいろあっても、私たちは教会に来て礼拝をし、生き方の基本、命の一番深い部分でクリスチャンとしての生き方を選びます。今年の夏の日々を力強く前進するために、3つの大切なことを確認しましょう。

1. 主キリストが完全なモデル!

今日の聖書箇所の前の章、ヘブル書11章は、旧約聖書の代表的な登場人物たちが、どのように信仰を働かせて神様と向き合い、大きな恵みを頂いたかが「信仰者列伝」として書かれています。そしてこの12章では、「あなた」も信仰を働かせて神様の恵みと力を頂くことができる、と語っています。クリスチャンの信仰は、人間の思い付きや想像で勝手に作り出したものではなく、イエスという完全なモデルがあります。2千年前、神であられるお方が人となってこの世に生まれてくださり、神様の素晴らしさを証しし、私たちの罪を贖(あがな)うために十字架上で身代わりとなって死に、3日目によみがえり、永遠の命の希望まで約束してくださいました。常に、救いを成就したイエス様をモデルとして見ることが重要です。

2. 主から目を離さない!

ここには「信仰の創始者であり、完成者であるイエスから目を離さないでいなさい」と命令形で書かれていますが、聖書が書かれたギリシャ語の用法では、命令と共に継続の意味が含まれています。つまり、困ったときの神頼みではなく、普段の生活において「いつも」そうしなさいということなのです。いつも、もしイエス様だったら何と言い、どう行動されるだろうかと考えるのです。それがイエス様とつながっていることであり、祝福を受ける秘訣です。

3. 主の愛と恵みをいつも忘れない!

私たちが罪の中で死ぬ代わりに、神の御子であるイエス様が血を流し死んでくださった事実を確認し、その愛の深さと救われた恵みの大きさに新鮮に感動し、感謝しようではありませんか。私たちは過去のことを忘れがちですが、イエス様が私たちのために死なれたのは、紛れもない事実です。イエス様から受けた愛に感謝し感動する者でいましょう。イエス様と共に歩みながら、この7月も大きな祝福を頂いてまいりましょう。

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万代栄嗣

万代栄嗣

(まんだい・えいじ)

松山福音センターの牧師として、全国各地、そして海外へと飛び回る多忙な毎日。そのなかでも宗教を超えた各種講演を積極的に行っている。国内では松山を中心に、福岡、鹿児島、東京、神戸、広島、高松にて主任牧師として活動中。キリスト教界のなかでも、新進気鋭の牧師・伝道者として、注目の的。各種講演会では、牧師としての人間観、ノイローゼのカウンセリングの経験、留学体験などを土台に、真に満足できる生き方の秘訣について、大胆に語り続けている。講演内容も、自己啓発、生きがい論、目標設定、人間関係など多岐にわたる。

また、自らがリーダー、そしてボーカルを務める『がんばるばんど』の活動を通し、人生に対する前向きで積極的な姿勢を歌によって伝え続け、幅広い年齢層に支持されている。国外では、インド、東南アジア、ブラジル等を中心に伝道活動や、神学校の教師として活躍している。

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