2022年6月27日09時53分

壊れやすい土の器に宝が! 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

「こわれもの注意」と貼られた荷物が宅急便で届きました。このシールが貼られた荷物は、丁寧に扱われます。私たち人間は、そのようなシールが貼られてはいないのですが、強そうに見えても、実際は弱い存在です。「こわれもの注意」なのです。

このことを意識しながら、お互いに相手に優しく、丁寧に、尊敬して接したいものです。聖書は、私たち人間を「土の器である」と語ります。土の器は、壊れやすく、落としたら簡単に割れてしまいます。しかし、その土の器の中に、神ご自身という宝を納めているのです。それ故に、私たちは高価で尊い存在なのです。

「私たちは、この宝を、土の器の中に入れているのです。それは、この測り知れない力が神のものであって、私たちから出たものでないことが明らかにされるためです」(2コリント4:7)

「この奥義とは、あなたがたの中におられるキリスト、栄光の望みのことです」(コロサイ1:27)

キリストを心に宿しているのです。私を強くしてくださるキリストによって、できないことはありません。「主われを愛す 主は強ければ われ弱くとも 恐れはあらじ」です。そのことを意識し、自覚しながら今日も生きていきましょう。そして、互いに壊れやすい存在であることを意識しながら、優しい人にならせていただきましょう。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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