2022年6月3日09時44分

からし種は小さいのに、大きくなる 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

聖書には、「天の国はからし種に似ている。人がこれを取って畑に蒔(ま)けば、どんな種よりも小さいのに、成長するとどの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て枝に巣を作るほどの木になる」(マタイ13:31、32)と書かれています。

立派に活躍をし、偉大な功績を残している人を見ると、自分が小さく情けなく思えることがあるかもしれません。キリストは、「(はじめは)どんな種よりも小さいのに・・・」と、天国について語られました。天国では、小さいことはみじめではありません。

イスラエルの2代目の王であったダビデは、エッサイの子どもらのうちで最も小さい者でした。キリストが生まれたベツレヘムは、ユダの氏族の中で最も小さいものでした。キリストは乳飲み子、幼子を抱いて祝福し、「神の国とはこのような者たちのものである」と言われました。

自分が「小さい者である」と恥じる必要はありません。神は、どんな種よりも小さく思える者をも、後に大きな者として用いられます。「成長するとどの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て枝に巣を作るほどの木になる」。もしあなたが、天国につながる人生を生きるならば、今は小さくても、からし種の木が後に成長するように、神様はあなたを、大きな働きをする人に成長させてくださいます。そんな生き方をさせていただきましょう。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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