2022年5月27日11時06分

通りよき管 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

私は、路傍伝道ネットワークの代表をしています。2日に1度くらい路傍伝道をしています。

路傍伝道をしていると、人それぞれに響く言葉が違うことが分かります。「あなたは愛されています」という言葉が響く人もいますが、「人生をやり直すことができます」という言葉が響く人もいます。あるいは、悔い改めや天国と地獄の話が響く人もいます。

伝道は、伝える人に対する愛の言葉です。しかし、相手がどう感じるかを考え過ぎて、厳しい言葉を封印して、良いことだけを伝えるという誘惑を感じることがあります。私たちは、伝える相手を気にし過ぎるのではなく、神を意識して、神が伝える相手に対して何を願い、どう思っておられるのかをストレートに伝えていきたいものです。

新聖歌392に「主の愛のながうちに」という賛美歌があります。

「用い給えわが主よ 用い給えわれをも
御恵みを取り継ぐに 通りよき管(くだ)として」

私たちは、神の言葉に混ぜ物をしたり、薄めたり、変換したりするのではなく、通りよき管とさせていただきたいものです。それを祈り求めて、共に伝道していきましょう。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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