2022年5月23日16時49分

神の子どもとされる特権 さとうまさこの漫画コラム(35)

コラムニスト : さとうまさこ

神の子どもとされる特権 さとうまさこの漫画コラム(35)
『まんが 新約聖書ヨハネの福音書 キリストの言葉』より

その名を信じた人々には、神の子どもとされる特権をお与えになった。(ヨハネ1:12)

キリストを神の御子だと信じた人々は、神の子どもとされます。神の子どもはその特権として、キリストの名によって願い求めるものは神の御心によって与えられ、天の御国にある財産の相続者となります。また、神に似た者として、神の似姿につくり変えられていき、神の栄光と力の現れが約束されています。

私たちが神の子どもと呼ばれるために、――事実、いま私たちは神の子どもです――御父はどんなにすばらしい愛を与えてくださったことでしょう。世が私たちを知らないのは、御父を知らないからです。愛する者たち。私たちは、今すでに神の子どもです。後の状態はまだ明らかにされていません。しかし、キリストが現れたなら、私たちはキリストに似た者となることがわかっています。なぜならそのとき、私たちはキリストのありのままの姿を見るからです。(1ヨハネ3:1、2)

私たちはみな、顔のおおいを取りのけられて、鏡のように主の栄光を反映させながら、栄光から栄光へと、主と同じかたちに姿を変えられて行きます。これはまさに、御霊なる主の働きによるのです。(2コリント3:18)

イエスはキリストだと信じる者には聖霊が与えられ、信仰が成長していきます。鏡のように、主キリストの栄光を反映させながら、栄光から栄光へと主と同じ似姿に変えられていきます。自分の中に、キリストを見ることができます。

キリストが清い方なので、神の子どもである自分もみことばに従うことで清められ、キリストに似た姿につくり変えられていきます。義人は信仰によって生きると書いてある通りに、信仰によって神の御前に義とされ、栄光から栄光へと主と似た者へと変えられて、天の御国に入ります。

信仰によって義人となり、聖書の神を体験していくことができるのです。神の子に与えられている特権に感謝します。

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さとうまさこ

さとうまさこ

1990年、ちばてつやプロダクションに入社。イエス・キリストに出会い、91年に受洗。98年から週刊少年マガジン連載漫画家のアシスタントを務め、2010年に聖書漫画家として活動を開始。日本リバイバル同盟清瀬キングダムチャーチ執事、キングダム出版イラストレーター。著書に『まんが 新約聖書ヨハネの福音書 キリストの言葉』『イエス最後の7日間』『天路歴程』『イエス・キリストの誕生』ほか。