2022年5月20日13時02分

与えられた人生を生きよう 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

人は、与えられた人生を生きているのです。しかし、理不尽で、つらい状況を我慢しながら生きていると、いつか潰れてしまいますし、現実逃避ばかりをしていてもよくありません。

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです」(1テサロニケ5:16〜18)という聖句に、人生を最高に生きる秘訣があります。

「いつも喜び」
「絶えず祈り」
「すべての事について、感謝すること」です。

生まれた環境によって人生の選択肢の違いがあります。多くの人が勉強をして、高いお金を払ってまで大学に行こうとするのはなぜでしょうか。中卒や高卒でも、いくらでも生きる道はあるはずです。それは、人生における選択肢が増えるからです。しかし、自分の才能、生まれた環境、向き不向きなどで、人生はある程度限定されます。神がおのおのに定められ、与えられている人生を選び取れる人は幸いです。

次に、与えられた人生を生きながら、その人生を喜び、祈り、感謝することです。これは、誰もが選択できる領域です。喜び、祈り、感謝することで、無味乾燥でなくなり、楽しくなり、神様の助けと導きを得ることができます。変えるべきことは変え、順応すべきことには順応し、与えられた場所で根を張って生きていくことになります。

何千年も生きている木があると聞いたことがあります。その木は、崖にしっかりと根を張り、そこにそびえ立っているそうです。その生命力の秘訣は、しっかりと根を張ったことにあるのではないかと思います。その長寿の木のように、与えられた人生で潰れたり、逃避したりするのではなく、喜び、祈り、感謝し、共に神に根を張り、成長し、花を咲かせ、実を結んでいきたいものです。

「桃栗三年柿八年」と言われるように、人それぞれが結ぶ実やその成長の早さは違いますので、比較する必要はありません。喜び、祈り、感謝しながら生きてまいりましょう。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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