2022年3月27日16時50分

世界宣教祈祷課題(3月27日):ソマリア

執筆者 : 奥山実

6月10日は「飢餓撲滅世界祈祷日」 WEA、WCC、全アフリカ教会会議が参加呼び掛け
(写真:国連世界食糧計画=WFP)

ソマリアが過去10年で最悪の干ばつに見舞われている。援助団体のセーブ・ザ・チルドレンによると、東アフリカの国では、ほとんどの家庭が決まった食事なしに過ごしているという。2021年の年末わずか2カ月間で、70万頭以上のラクダやヤギなどの家畜が死んだ。

キリスト教団体のワールド・コンサーンは、人々に食料や飲み水、生活用水を提供し始めた。彼らは、目先のニーズのためだけではなく、貧困や飢餓を生み出している構造への改善にも取り組んでいる。

関係者によると、ソマリアでの干ばつは、近年頻発しているそうだ。気候変動、紛争、COVID-19の3つが複合的に状況を悪化させ、人々が収入を得たり、食料を生産する能力を壊滅させている。

ワールド・コンサーンは、地元の教会と協力しながら働きを進めている。干ばつが速やかに終わり、ソマリアの構造的な問題が解決され、人々の救霊が進むように祈っていただきたい。

■ ソマリアの宗教人口
イスラム 99・6%
プロテスタント 0・06%
カトリック 0・01%
正教会関係 0・28%