2022年3月20日22時23分

聖書の奇跡をおとぎ話だと聞き流して本当によいのか 加治太郎

コラムニスト : 加治太郎

サムソンがレヒにきたとき、ペリシテびとは声をあげて、彼に近づいた。その時、主の霊が激しく彼に臨んだので、彼の腕にかかっていた綱は火に焼けた亜麻のようになって、そのなわめが手から解けて落ちた。 彼はろばの新しいあご骨一つを見つけたので、手を伸べて取り、それをもって一千人を打ち殺した。(士師記15:14、15)

神様が成し遂げられた数々の御業を、私たちはどのように受け止めるべきでしょうか。おとぎ話のように受け継がれる一つの童話だと聞き流すか、良くても記憶して分かち合うだけで、本当によいのでしょうか。

士師記15章の14、15節で、サムソンが神様の御業を体験します。常識的には考えられません。では、非常識なものとして聞き流せばよいのでしょうか。それとも、神様は私たちの想像をはるかに超えることを成し遂げられる(参照・エペソ3:20)と信じ、期待するでしょうか。

あなたの信仰生活は、日々潤っていますか。それとも渇いているでしょうか。神様の御業を信じ期待して一日を始めていますか。食事をしながら、家事をしながら、仕事や勉強をしながら、神様が私たちを通して豊かに働かれることを信じ期待しているでしょうか。

御国がこの地上でも現されること(参照・マタイ6:10)を、神様は期待されています。あなたは平凡な、並みの信仰生活に満足しているでしょうか。神様は私たちを通して豊かに働かれ、満ちあふれるほどに恵まれた信仰生活を歩み通すこと(参照・ヨハネ10:10)を期待されています。結婚、家族、教会、学業、仕事、ミニストリー、経済、健康ほかすべてにおいて、クリスチャンたちが栄えることを神様は期待されているのです(参照・詩編1篇3節)。

神様を制限するのはやめましょう。私たちの考え方を変える必要があります。神様の、世の中からすれば非常識な考え方と、すでにあなたの中にある、世の中の常識的な考え方とを置き換えることが大切です。サムソンを通して豊かに働かれた神様は、私たちを通しても豊かに働かれ、私たちが勝利する毎日を歩み通すことを期待されているのです。

GOD BLESS YOU!!!

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加治太郎

加治太郎

(かじ・たろう)

2000年に在ニュージーランド、オークランド韓人教会で受洗。05年より音楽賛美ミニストリーをスタートし、日本各地、韓国、中国、米国などを巡回。CDリリースや、毎週、沖縄と鹿児島でラジオ番組も行い、福音を伝える働きを進める。07年にはクリスチャン社会人を励ますことをビジョンにSPREADミニストリーをスタートし、東京、千葉、埼玉、名古屋などで定期的に15年まで集会を行う。19年には世界の東と西をつなぐことをコンセプトに、広告代理店 Taro Kaji Office, LLC を設立。16年からは家庭礼拝を中心に、20年には東京ベイバイブルフェローシップをスタート。キリストを通して、人々が満ちあふれるほどに豊かな人生を歩むことに情熱を注ぐ。妻と一男一女の4人家族。