2022年3月7日11時52分

世界宣教祈祷課題(3月7日):イスラエル

執筆者 : 奥山実

世界宣教祈祷課題(5月10日):イスラエル
エルサレム(写真:Berthold Werner)

ロシアによるウクライナ侵攻からすでに10日以上がたつ。イスラエルのナフタリ・ベネット首相は2月13日、ウクライナ在住のユダヤ系の人々に同国への帰還を促し、できるだけ早く退避するよう呼び掛けた。

首相は「私はウクライナにいるユダヤ人に再度呼び掛けます。帰ってきてください。不必要なリスクを冒すべきではない。帰りたいのに、帰れないような状況になる前に。決断の責任はあなたにあります。できるだけ早くウクライナを離れ、家に帰ることだ」と呼び掛けた。

すでに数百人のウクライナ・ユダヤ人らがアリア(ユダヤ人のイスラエルへの帰還)を果たしている。2021年には、およそ3100人のウクライナ・ユダヤ人らがアリアを果たした。現在ウクライナには数千人のユダヤ人がいるという。

メシアなるイェシュアを信じるユダヤ人の中には、旧共産圏からの帰還者が決して少なくない。これらの帰還者は、福音に対して心が開かれており、メシアを信じる人々が決して少なくない。彼らのようなメシアニック・ジューのイスラエルでの存在感は、日ごとに増しつつある。

ウクライナにおける紛争の終結と平和を求めるとともに、多くのユダヤ人が帰還し、メシアなるナザレのイエスを信じることができるよう祈っていただきたい。

■ イスラエルの宗教人口
ユダヤ教 75・4%
イスラム 16・7%
プロテスタント 0・4%
カトリック 1・0%
英国教会 0・02%
正教会 0・6%