2022年2月18日15時44分

人生の四季を楽しむ 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

日本には、春・夏・秋・冬の四季があり、時間の経過とともに季節が変わります。地球が23・43度傾斜しているからです。

勢いよく成長する春、絶頂期の夏、収穫の秋、実りのない冬。どの季節も必要です。実りのない冬も、次に来る春に備える季節であり、他の季節とバランスを取るためにも大切です。いつも過ごしやすい季節だけだとイイと考えることがありますが、もし四季をなくしたら、きっと退屈なはずです。神様は、私たち人間が飽きないように、1年を通じて四季を下さり、私たちを楽しませてくださっています。

四季の変化は、私たちの人生にもあります。いつも絶好調で何をしてもうまくいっているように見える人がいるかもしれませんが、その人にも、ちゃーんと四季があって、実りのない季節を過ごしているはずです。しかし、そのときをしっかりと受け止めて、収穫の季節に備えて心も体も準備をしています。

好循環の人は、いつもどんなときにも、その瞬間を大切なときとして受け止めて、感謝し、全力でそのときそのときを生きている人だと思います。

反対に、いつも貧乏くじを引いてばかりで、何をしてもうまくいかないように感じている人もいることでしょう。その人にも同じように四季はやってきているはずです。きっと、そのときその瞬間を大切にしないで、感謝しないで、いつも「こうなったらいいのに!?」と嘆いたり、無い物ねだりをします。

また、うまくいかないことを人や状況のせいにして何もしようとしません。そのように生きていると、せっかくチャンスがやってきても、チャンスをチャンスと思わないので、チャンスは素通りして去ってしまいます。

寒い冬はいつまでも続きません。やがて春になり、夏がやってきます。人生もツライことばかりではありません。四季が巡ってきます。すべての四季を楽しむことが大切です。

「いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです」(1テサロニケ5:16〜18)

どの季節にも良さがあります。そして、どの季節も必要です。同じように、私たちの人生のどの季節も素晴らしいものであり、必要なのですよね。今日も素晴らしい一日でありますようにお祈りいたします。

「神のなさることは、すべて時にかなって美しい。神はまた、人の心に永遠を与えられた。しかし人は、神が行われるみわざを、初めから終わりまで見きわめることができない」(伝道者の書3:11)

冬を感謝し、冬を楽しみましょう。早くこの寒い冬が終われば…と考えるのではなく、冬を楽しみましょう。「神のなさることは、すべて時にかなって美しい」のですから。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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