2022年1月21日12時52分

眠れることは愛されている証拠 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

ある日曜日、不眠症で悩む人が教会に来ました。牧師の説教が始まると、久しぶりにぐっすり眠ることができました。礼拝後、牧師にお願いしました。「先生、教会堂の椅子を譲ってくれませんか。これさえあれば、毎晩ぐっすり眠れると思いますので…」

どの教会にも、礼拝中に気持ちよく眠ってしまう人がいるものです。牧師になりたての頃、何とか人が眠らないようにと努力したこともありましたが、今は「この人はお疲れなんだな、ゆっくり休んで疲れが癒やされますように」と祈るようにしています。

聖書には「主は愛する者に眠りをお与えになるのだから」(詩篇127:2)と書かれています。眠る人は神に愛されているのです。

しかし「今日は体が疲れているので、先生、教会お休みします」と言ってこられる方には「どうぞ家で休むのではなく、教会に来て、教会で休んでください」とお話しします。不思議なのですが、教会で眠ったり安息すると、心の奥底から疲れが癒やされます。

現代の人は、心も体も疲れています。あなたは疲れていませんか。日曜日は、教会に休みに来ませんか。

イエス様は「すべて、疲れた人、重荷を負っている人は、わたしのところに来なさい。わたしがあなたがたを休ませてあげます」(マタイ11:28)と語られました。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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