2022年1月4日11時24分

篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(51)聖書とSDGs

コラムニスト : 篠原元

SDGs。最近よく聞く言葉ですよね。これは、2015年に国連で採択された「持続可能な開発目標」です。17の大きな目標があります。

さて、このSDGsに似た言葉があるのをご存じでしょうか。それが、SDGです。SDG、皆さんご存じでしょうか。結論から言えば、SDGsよりもSDGの方が人知を超えて重要で、大切で、素晴らしいものなのです。

最後に、このSDGについてご紹介します。皆さんご存じで「音楽の父」とも呼ばれる音楽家バッハ。彼の人生は苦しみと逆境の連続でした。しかし彼は、その中で聖書を読み続け、そのことによって勇気を得、苦しみを慰める数多くの曲を作り出すことができた…のです。

そして重要なのはここからですが、バッハはいつも自筆楽譜の最後に「S. D. G.」と書き記したのです。ここで、先ほどから言うSDGが登場します。皆さん。SDG、どういう意味なのでしょう。バッハが自筆楽譜に書き記していた、この3文字。

結論から言うと、これはラテン語の「Soli Deo gloria」の略であり、これを日本語に訳せば「ただ神にのみ栄光あれ」なのです。素晴らしいですね。バッハの信仰心。

その他にも、バッハが自筆楽譜に隠していた信仰心の表れがあるのですが、ここで書く時間もスペースもありません。詳しくは『100人の聖書』(篠原元著、34ページ)をご覧ください。

バッハが書き記した「S. D. G.」こそ、すべてではないでしょうか。そうです。私たちが生きるのも、死ぬのも、ただ主イエス様のためです。ただ、イエス様と神様に、聖霊様に栄光があるように…。

聖書は教えています。何をするにしても、神様の栄光のために…と(新約聖書・1コリント10:31)。いつも、いかなるときも、SDGを思い、SDGのために生きていきたいですね。

つまりは「ただ神の栄光」のために生きる。それこそ、神様の喜ばれる生き方であると確信します。アーメン!SDG!!

*

ヒューマンドラマ小説『追う者』。作中どこかに、SDGという言葉が出てきます。主人公は、すべての栄光を受けるべき神様によって、徐々に徐々に変えられていっています。このあと、どうぞ!

■ 【追う者】(alphapolis.co.jp)

<<前回へ     次回へ>>

◇

篠原元

篠原元

(しのはら・げん)

1991年7月、東京都生まれ。プロテスタント・炎リバイバル教会伝道師。VIPクラブ、キリスト教各団体、ホテルなどにて講演、テレビ番組「ライフ・ライン」などに出演。社会福祉活動団体「100人の聖書基金」の、学校・児童養護施設・病院などへの書籍寄贈活動に著者として携わっている。著書に『100人の聖書』。2021年より NOVEL DAYS、エブリスタ等にて連載小説配信。

■ 炎リバイバル教会ホームページ
■ メッセージ配信YouTube
■ 毎週更新の一言配信Facebook