2021年12月26日18時19分

世界宣教祈祷課題(12月26日):イエメン

執筆者 : 奥山実

イエメン危機、4人に3人が支援必要 子ども220万人が急性栄養失調に
イエメンのサアダ州で医療支援を受ける子ども=2016年3月(写真:@UNICEFYemen)

スンニ派盟主サウジとシーア派盟主イランの代理戦争が7年も続くイエメンでは、これに加え新型コロナの影響から、深刻な国内状況にある。

イエメン通貨のレアルは今年になって40パーセントも急落し、物価は60パーセントも上昇した。国連の世界食糧計画によると、1600万人がすでに「飢餓に向かって行進」していたイエメンでは、飢餓が悪化しており、現在、約2070万人が緊急の支援を必要としているという。

紛争とコロナのまん延によって医療が逼迫(ひっぱく)しており、子どもたちの感染症など、予防接種などで本来救える命が10人に1人以上の割合で救えない状況になっている。

この危機に対する神の介入と速やかな事態の終息のために祈っていただきたい。

■ イエメンの宗教人口
イスラム 99・9%
プロテスタント 0・02%
カトリック 0・04%
正教会関係 0・03%