2021年12月17日10時13分

「良い」「悪い」を超えた選択 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

私たちは子どもの頃から、物事を「良い」「悪い」のどちらかで判断するように教えられてきました。内容を吟味するより、「良い」「悪い」の判断を重視すると、悪い方を責めたり、見下したりするようになります。

それが他人なら「非難」に結び付き、自分ならば「自己嫌悪」に陥ります。あなたは、その人のすべてを知り尽くしているわけでもないのに、見た目や先入観だけで人を判断して、その価値観を相手に押し付け、自分を縛りつけていないでしょうか。

世の中には、「良い」「悪い」だけで判断できないことや、そのままで受け止めた方がいいこともいくらでもあります。また、あなた自身の中にも「良い」「悪い」だけで割り切れないことはいくらでもあるのではないでしょうか。「良い」「悪い」を決めないで、そのまま受け入れるという判断もあるのです。

これからは、今まで見過ごしてきた感情、出来事などをあるがまま受け入れて、もっと今の現状を楽しみましょう。

「あなたがたは、主にあっていつも喜びなさい。繰り返して言うが、喜びなさい」(ピリピ4:4)と聖書は語ります。

今日という一日をもっと楽しんで過ごしていきましょう。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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