2008年12月31日23時30分

聖公会中東・エルサレム教区主教、ガザ空爆に悲嘆の声

 聖公会中東・エルサレム教区のスヘイル・S・ダワニ主教は、続くイスラエル軍によるパレスチナ自治区ガザへの空爆と、それに伴う武力抗争に対して深い悲嘆を示す声明を発表した。



 ダワニ主教は声明で、今回の軍事行動によるガザの悲痛な状況を悲嘆するとし、同教区はその事態に愕然していると語った。一方、ガザの人々の平和と幸福のために努めるという同教区の変わることのない責任を再度確認し、とりわけガザにある聖公会のアル・アハリ・アラブ病院を通しての活動を強調した。



 ダワニ主教はまた、「多数のパレスチナ人死者が発生し、無関係である一般人の間で多くの負傷者が出ており、戦闘の即時中止が必要だ」と述べ、イスラエルとイスラム原理主義組織ハマスの両者に対して直ちに戦闘を停止するよう求た。