2021年10月29日10時34分

経済的に困難な状況でも、信仰により歩み続ける恵み 加治太郎

コラムニスト : 加治太郎

わたしはまたレビびとがその受くべき分を与えられていなかったことを知った。これがためにその務(つとめ)をなすレビびとおよび歌うたう者たちは、おのおの自分の畑に逃げ帰った。 それでわたしはつかさたちを責めて言った、「なぜ神の宮を捨てさせたのか」。そしてレビびとを招き集めて、その持ち場に復帰させた。そこでユダの人々は皆、穀物、ぶどう酒、油の十分の一を倉に携えてきた。 (参照・ネヘミヤ13:10〜12)

経済的な必要が満たされず、困難な状況にあるときは、私たちが神様から任されている役割を果たしていないことが原因の一つとして考えられます。

上記の聖書箇所を見ますと、レビびとたちがその任務から離れ、什一献金を受け取ることができなかったのです。その任務から離れたのは、什一献金を受け取っていなかったからだと書かれています。しかし任務に戻ると、献金を受け取るようになったのです。この出来事は、この状況に介入したネヘミヤが、ちょうどエルサレムに戻った後に起きました(参照・ネヘミヤ13:6、7)。

私たちがすべきことは、どのような状況であれ、神様が与えられた役割を全うし続けることに焦点を合わせ、神様の時に必要が満たされることを信じ、期待することなのです。五感では不安や恐れを感じる状況に置かれても、信仰により歩み続けることを通して私たちは、神様が人々を通して必要を満たしてくださることを体験できます。

今、このコラムを読まれている方の中で、経済的な失望の中に置かれている方がいるかもしれません。しかし、神様が与えられた使命から離れてはいけません。諦めずに役割を果たし続け、信仰生活を全うし続けましょう。

神様の豊かな祝福がありますように!

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加治太郎

加治太郎

(かじ・たろう)

2000年に在ニュージーランド、オークランド韓人教会で受洗。05年より音楽賛美ミニストリーをスタートし、日本各地、韓国、中国、米国などを巡回。CDリリースや、毎週、沖縄と鹿児島でラジオ番組も行い、福音を伝える働きを進める。07年にはクリスチャン社会人を励ますことをビジョンにSPREADミニストリーをスタートし、東京、千葉、埼玉、名古屋などで定期的に15年まで集会を行う。19年には世界の東と西をつなぐことをコンセプトに、広告代理店 Taro Kaji Office, LLC を設立。16年からは家庭礼拝を中心に、20年には東京ベイバイブルフェローシップをスタート。キリストを通して、人々が満ちあふれるほどに豊かな人生を歩むことに情熱を注ぐ。妻と一男一女の4人家族。