2021年8月20日10時34分

イエス様の祈り 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

イエス様の祈りは、「彼らをこの世から取り去ってくださるようにというのではなく、悪い者から守ってくださるようにお願いします」(ヨハネ17:15)でした。私たちクリスチャンは、神が定められた時になったら、イエス様のおられる天に帰ります。しかし、その時が来るまでは、信仰の戦いを戦い続けなくてはなりません。

自分自身の益を考えたら、すぐに天に行けた方が良いですが、他の人の益を考えたら、この地上にとどまることが必要なのです。イエス様は、「クリスチャンが苦難から逃れて天に引き上げられるように」ではなく、「クリスチャンがこの世にとどまり、一つになって伝道すること」を願われました。

あなたは伝道するために生まれ、伝道するために生かされているのですから。そして私たちは、苦難を通して神に近づき、成長し、成熟していけるのです。

現実から逃れることを祈るのではなく、現実の中にとどまり、神の栄光を現すことを求めていきましょう。今日も、与えられた環境の中で使命を果たすという十字架を背負って、主と共に生き、神の栄光を現していきましょう。そのためにイエス様は祈っていてくださるのです。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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