2021年8月10日10時29分

篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(30)聖書と虫と魚

コラムニスト : 篠原元

世界のベストセラーである聖書は、旧新約合わせて66巻です。そして、そのうちの一つの書なのですが、虫と魚が活躍するのです(作り話でなく、実話です)。それは、66巻のうちのどれなのか、お分かりになりますか?

答えは、旧約聖書のヨナ書です。今から約2800年前の出来事です。ヨナという人がいました。そして、ヨナにある日、神様からの命令があったのですが、ご存じの通り、ヨナはそれに従わなかったのですね。

結果…。どうなったのかというと、ヨナは海に投げ込まれ…死んだ? いえ、死にはしませんでした。ここである魚が登場するのです。大きな魚が、ヨナをのみ込んだのです(ヨナ1:17)。結果的に、ヨナは三日三晩、その魚の腹の中にいることになるのですね。

はい、次は虫です。一匹の虫が、ヨナの上を覆うように生えていた「とうごま」をかんだとあります(ヨナ4:6、7)。大事なのは、虫も魚も、偶然ヨナの周りに現れたのでなく、神様が虫と魚を備えていたということです。偶然ではないのです。神様がご計画をもって虫や魚を備えていた…、そのように聖書はハッキリと宣言しています。

神様は、人のためにいろいろと備えてくださいます。そしてあなたのためにも、今日いろいろと備えてくださっています。もしかしてそれは、ヨナのように虫かもしれない。もしくは魚かもしれない。分かりませんけれど、とにかく備えてくださっているのです。

楽しみですね。今日、神様はどんな良いことをあなたにしてくださるでしょうか? 優しい神様にハレルヤ!

連載小説のお知らせ

今週もミニコラムをお読みいただきありがとうございます。さて、併せてご紹介させていただきます。現在、長編小説【追う者】を NOVEL DAYS さんなど4サイトにて連載させていただいております。

結婚式直前の20代女子。振り返る昔の日々、ある夜突如追い迫ってきた2つの影、砕かれた魂と身体、一瞬で消え去る未来像と生じる復讐(ふくしゅう)の焔(ほのお)・・・。そして出会う、真の愛。

このあと、ぜひお読みください。

 ■ 長編小説【追う者】(NOVEL DAYS・アルファポリス・エブリスタ)

<<前回へ     次回へ>>

◇

篠原元

篠原元

(しのはら・げん)

1991年7月、東京都生まれ。プロテスタント・炎リバイバル教会伝道師。VIPクラブ、キリスト教各団体、ホテルなどにて講演、テレビ番組「ライフ・ライン」などに出演。社会福祉活動団体「100人の聖書基金」の、学校・児童養護施設・病院などへの書籍寄贈活動に著者として携わっている。著書に『100人の聖書』。2021年より NOVEL DAYS、エブリスタ等にて連載小説配信。

■ 炎リバイバル教会ホームページ
■ メッセージ配信YouTube
■ 毎週更新の一言配信Facebook