2021年7月30日16時39分

大きいことにも、小さいことにも 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

晴れの日は「ハレルヤ」。雨の日は「アーメン」でいきましょう。

あるユダヤ教の教師の家庭で、息子が突然「キリスト教に改宗したい」と言い出した。両親はショックのあまり言葉を失い、夜一心不乱に祈り始めた。

すると、急に天から神が現れた。そこで両親はこう叫んだ。「主よ、私たちの息子がキリスト教に改宗すると言っています。あの憎きキリスト教に息子が盗まれてしまいました!!」

神はため息をつきながら「実は、私の息子(イエス)もそうだったよ」と言った。

人生は何が起こるか分かりません。一寸先は闇なのか?光なのか? でも、なるようになる「ケセラセラ(Que sera sera)」というわけにもいきません。

仏教徒のリチャード・カールソンが書いた『小さいことにくよくよするな!~しょせん、すべては小さなこと~』という本がベストセラーになりました。この題名は説得力がありました。

しかし聖書は、2千年も前から、小さいことだけではなく「何事も(大きいことにも、小さいことにも)思いわずらってはならない(くよくよするな)。ただ、事ごとに、感謝をもって祈りと願いとをささげ、あなたがたの求めるところを神に申し上げるがよい」と語ります。

これは「ケセラセラ(なるようになる)」ではなく「神が共におられるから大丈夫!」と言っているのです。

そういう確かな土台を持って、今日も生きていきましょう。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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