2021年7月15日22時37分

ローマ教皇が退院、結腸憩室炎の手術で10日間入院

ローマ教皇フランシスコ
世界教会協議会(WCC)の創立70周年を記念する礼拝でメッセージを伝えるローマ教皇フランシスコ=2018年6月21日、エキュメニカルセンター(スイス・ジュネーブ)で(写真:WCC / Magnus Aronson)

4日にローマのアゴスティーノ・ジェメッリ総合病院で結腸憩室炎の手術を受け入院していたローマ教皇フランシスコが14日午前、退院した。

バチカン・ニュース(日本語版)によると、教皇は10時半ごろに同病院を退院。ローマ市内にある聖マリア大聖堂に立ち寄り、手術成功の感謝と病者たちのための祈りをささげ、正午前に住居としているバチカンのサンタ・マルタ館に戻った。

教皇は入院中も日曜日の11日には、病院のバルコニーに出て、信者らを前に祈りをささげていた。

入院時の発表によると、手術は大腸の主要部分である結腸に、腸管が狭くなる狭窄(きょうさく)の症状と憩室炎が発生したことによるもので、以前から予定されていたものだった。