2021年5月21日18時26分

主は生きておられる(179)色のある世界 平林けい子

コラムニスト : 平林けい子

色のある世界

新緑の美しさに立ち止まる

3年前 膝の手術後
私は 暗闇の世界に
生かされた
朝 昼 夜 人はみな暗闇の世界に
生きていると思っていた
食事もとらず 誰とも話したくなかった
ついに 精神科医の診断を受けた
ふしぎ 不思議
色のあるこの世界に戻った

澄み切った青い空
春の青空と秋の青空は違う
日の出の赤と夕日の赤は違う
あらゆるものに色がある
色の不思議にとらえられる
エデンの園の色はどんなだったのか

思わず見上げる空
色の世界は平安 喜び 希望を
与えてくれる
主よ このカラフルな世界に
生きられること
ありがとうございます

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◇

平林けい子

平林けい子

(ひらばやし・けいこ)

1934年京都に生まれ、京都府に在住。同志社大学文学部英文科卒業。1男2女の母。長女が小学校入学を機会に好きな英語をもう一度学びたいと思ったとき、奇しくも今の教会の英会話クラスのちらしを見る。聖書を開き、ヒューマニストだと思っていた自分が仮面をかぶった罪人だと分かった。罪を悔い改めて受洗。しかし、真の神に出会ったのはそのあとの試練の真っただ中だった。主の奇跡を次から次にいただき今に至る。30年間家で中高生向けの英語塾を、13年間町の公民館で中高年の人たちに中級英会話クラスを担当。教会の英会話クラススタッフは38年になる。趣味は、読書。福音書を読む以外は詩、エッセイを読んだり書いたりすること。海外旅行、動物が大好き。京都府・長岡福音自由教会員。フェイスブックはこちら。著書に『主は生きておられる』。