2021年3月20日14時29分

世界宣教祈祷課題(3月20日):ウィクリフ・アソシエイツ

執筆者 : 奥山実

ウィクリフ・アソシエイツ、世界同盟との提携解消
(写真:Theresa J. Marquez)

聖書翻訳でよく知られるウィクリフ・アソシエイツは、パンデミックにもかかわらず、昨年2020年はどの年よりも多くの聖書翻訳が進み新記録となった。

ウィクリフ・アソシエイツは1967年から聖書翻訳に取り組んでおり、旧約聖書では8言語の聖書翻訳を完成させ、新約聖書では141言語の聖書翻訳をした。現在773の聖書翻訳を進めており、2021年には273の言語グループからの要望を受けている。

ロックダウンによって翻訳者は家に閉じ込められたが、同協会のオンライン聖書翻訳システムにより、多くの翻訳者が一緒に作業を進めた結果、大きな前進飛躍となった。

昨年は視聴覚障害者5600万人に福音を届けることを信じ、視聴覚障害者のための新約聖書翻訳を発表した。

世界全体が後退しているかのような年であったが、神の御業は力強く前進した。恵みの神は生きておられる。神のことばである聖書の翻訳が進み、さらに広く遠く、多くの人々が聖書の福音に触れることができるように祈っていただきたい。