2021年3月2日16時00分

篠原元のミニコラム・聖書をもっと!深く!!(7)イエス様は、アメリカ人だった?

コラムニスト : 篠原元

今、アメリカに関するニュースがたくさん報道されています。なんていったって、今は世界を代表する国ですからね。それで、よく「Bible の舞台はアメリカ」とか「イエス・キリスト様はアメリカ人だった」とか言われます。

でも聖書を読むと、そうではないと分かります。新約聖書のローマ9:4、5には、こう書いてあります。「彼らはイスラエル人です。・・・またキリストも、人としては彼らから出られたのです」

そう、イエス・キリスト、私たちの唯一の神様は、人としてはイスラエル人から出られました。アメリカじゃないってことですね。

約2千年前、イエス様はイスラエルの地で、12部族の一つであるレビ族出身の女マリヤ(ルカの福音書1:36および1:5を参照)から生まれるという形で地上に来られました。ちなみに、マリヤの出身のレビ族は祭司の家系で、有名なモーセとアロンもレビ族です。

そして、最後。マリヤの夫であるヨセフはユダ族(ルカの福音書1:27参照)でした。聖書では、父親の家系を名乗ることになっているので、イエス様はユダ族から出たことになります。

最後の最後です。ユダ族の出身は、あの有名なダビデ王。つまり、ユダ族は王の家系なのです。結論。ユダ族から出たイエス様は王です。今も生きておられる王の王です。そしていつか、イエス様は来られて、この全世界の真の王となられるのです、マラナタ!!

「イエス・キリストは、信頼に足る証人であり、死人たちの中から最初に生まれた者、また地上のもろもろの王の支配者である」(黙示録1:5)

連載小説のお知らせ

今週もミニコラムをお読みいただきありがとうございます。さて、併せてご紹介させていただきます。現在、長編小説【追う者】を NOVEL DAYS さんなど4サイトにて連載させていただいております。

結婚式直前の20代女子。振り返る昔の日々、ある夜突如追い迫ってきた2つの影、砕かれた魂と身体、一瞬で消え去る未来像と生じる復讐(ふくしゅう)の焔(ほのお)・・・。そして出会う、真の愛。

このあと、ぜひお読みください。

 ■ 長編小説【追う者】(NOVEL DAYS・アルファポリス・エブリスタ)

<<前回へ     次回へ>>

◇

篠原元

篠原元

(しのはら・げん)

1991年7月、東京都生まれ。プロテスタント・炎リバイバル教会伝道師。VIPクラブ、キリスト教各団体、ホテルなどにて講演、テレビ番組「ライフ・ライン」などに出演。社会福祉活動団体「100人の聖書基金」の、学校・児童養護施設・病院などへの書籍寄贈活動に著者として携わっている。著書に『100人の聖書』。2021年より NOVEL DAYS、エブリスタ等にて連載小説配信。

■ 炎リバイバル教会ホームページ
■ メッセージ配信YouTube
■ 毎週更新の一言配信Facebook