2021年2月19日06時54分

節約し分かち合う生き方 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

どんな人でも節約は大切です。浪費を慎み、無駄を省き、質素な生活を心掛けたいものです。クリスチャンなら、まずは神様に献金をし、さらに、誰もが共通することは、他者のために使うことが大切です。その逆をしている人もいます。神様に献金をしたり、人のためにはほとんどお金を使わないのに、自分のためには、趣味、旅行、豪華な飲食の嗜好(しこう)に使います。

もちろん、自分のお金をどう使おうが、それはその人の自由です。しかしそれを前提に、優先順位をつけて節約をし、その節約した分を神様にお返しすることで、神様への感謝を表すことになりますし、豊かさを分かち合うことでみんなが潤い、また自分のところに戻ってくるものです。与える人は、心が豊かになり、周りを豊かにし、その人がそこにいることが祝福になります。

信仰の父アブラハムは、神様から「祝福の基(もとい)になる」と言われました。神様が直接人々や世界を祝福することもできますが、アブラハムを通して祝福されたのです。

「キリストは、私たちのためにのろわれたものとなって、私たちを律法ののろいから贖(あがな)い出してくださいました。なぜなら、『木にかけられる者はすべてのろわれたものである』と書いてあるからです。このことは、アブラハムへの祝福が、キリスト・イエスによって異邦人に及ぶためであり、その結果、私たちが信仰によって約束の御霊を受けるためなのです」(ガラテヤ3:13、14)と、聖書は語ります。

私たちも、アブラハムのように祝福の基として祝福の発信基地となり、祝福を流すパイプとして用いられたいものです。真の節約は、祝福が自分を通過するけれど、それを所有するのではなく、そのまま流れさせることです。与えても与えても、なおおつりが来るどころか、尽きない泉のように、こんこんと祝福が湧き上がるのです。

自分のためにはいくらでも使うのに与えない人は、そこに蛇口をつけて、外には流れないようにして自分だけのために使います。なぜそうなるのでしょうか。使ったら、使った分だけなくなると考えるからです。そう考える人には、そうなるでしょう。しかし、豊かに与える人が貧しくて困っている姿を見たことがありません。

「与えなさい。そうすれば、自分も与えられます。人々は量りをよくして、押しつけ、揺すり入れ、あふれるまでにして、ふところに入れてくれるでしょう。あなたがたは、人を量る量りで、自分も量り返してもらうからです」(ルカ6:38)

与えることは、清水の舞台から飛び降りるような、勇気のいることです。しかし、聖書の言葉を信じて喜んで与える生き方に挑戦していきたいものです。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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