2021年1月17日15時06分

世界宣教祈祷課題(1月17日):サウジアラビア

執筆者 : 奥山実

世界宣教祈祷課題(1月17日):サウジアラビア
サウジアラビアの首都リヤド(写真:lawepw)

昨年11月23日、驚くべきニュースが入ってきた。ネタニヤフ・イスラエル首相が、スンニ派の盟主サウジアラビアを極秘訪問したというのだ。

この訪問は、ネタニヤフ首相が乗ったプライベートジェットが、サウジの紅海岸のリゾート地ネオムに着陸したことがフライトトラッキングデータによって確認され発覚した。

報道によれば、この会談はネタニヤフ首相と、サウジを訪れていたポンペオ米国務長官、ムハンマド皇太子の三者でなされ、対イランを見据えた対応について話し合われたとされている。

イスラム教徒の9割を占めるスンニ派の盟主であるサウジアラビアが、イスラエルと国交樹立を果たすなら、地滑り的にアラブ諸国全体がイスラエルとの国交を結ぶ可能性が強い。イスラエルとサウジの国交正常化については、非公式ながらサウジは、トランプ大統領が続投しなければあり得ないと言明したようだ。逆を言えば、バイデン政権下では、イスラエルとサウジの国交樹立の可能性は皆無になるのだろう。

イスラエルを取り巻くアラブ諸国との関係における中東の平和を見据えるなら、ぜひともトランプ大統領の再選が望まれるが、今となっては、奇跡的なウルトラCでもない限り、逆転の可能性は限りなく狭まっている。しかし我らの神は奇跡を起こされる神だ。20日までに何かしらの動きが起きない保証はどこにもない。中東和平のためにも、トランプ大統領の再選がなされる奇跡を願わずにはおれない。

そして何よりも平和のうちにサウジアラビアの福音宣教が進み、この地の人々の救霊が前進するように祈っていただきたい。

■ サウジアラビアの宗教人口
イスラム 92・4%
プロテスタント 0・4%
カトリック 4・7%
正教関係 0・3%