2020年12月10日06時41分

世界宣教祈祷課題(12月10日):オペレーション・クリスマス・チャイルド

執筆者 : 奥山実

サマリタンズ・パース・オペレーション・クリスマス・チャイルド
シューボックスを受け取り、笑顔を見せるフィリピンの子どもたち(写真:サマリタンズ・パース)

災害救援で知られる米サマリタンズ・パースのプロジェクトに、オペレーション・クリスマス・チャイルド(OCC)がある。

このプロジェクトは、靴箱にぎっしり詰まったおもちゃやお菓子、学用品などを、世界の160カ国の、福音がまだ届いていない地域の子どもたちにプレゼントする素晴らしい企画だ。

5万人の遊牧民からなるアフリカのナミビアに住むヒンバ族がいる。彼らは先祖崇拝の土着宗教を持っているが、OCCは2016年のクリスマスに、ヒンバ族のある村の130人の子どもたちに靴箱のプレゼントを届けた。その結果46人の子どもたちと6人の若者が、主イエスについて知りたいと願った。

これらの子どもたちのためにOCCは適切なプログラムを提供し福音を分かち合った。子どもたちは素直で、信仰を恥じることもなく大胆だという。

OCCを通じてその村に教会が建ち、今は100人が集う会衆に成長した。メキシコの未伝達の奥地でも同様のことが起きている。シンプルな靴箱の贈り物だが、このような大きな収穫をもたらしている。

世界中の恵まれない子どもたちに、靴箱のプレゼントを媒介として、子どもたちのみならずその家族や周りの人間関係にさえも、OCCを通じて福音が届いている。OCCの働きがなお祝福されて、多くの魂を勝ち取ることができるように祈っていただきたい。