2020年10月7日16時32分

米大衆伝道者グレッグ・ローリー氏がコロナ陽性 ホワイトハウスで感染か

米大衆伝道者グレッグ・ローリー氏がコロナ陽性 ホワイトハウスで感染か
新型コロナウイルスの検査の結果、陽性であったことを明かすグレッグ・ローリー牧師(画像:ローリー牧師のフェイスブックに投稿された動画より)

米大衆伝道者のグレッグ・ローリー氏(67)は6日、自身のフェイスブック(英語)で、新型コロナウイルスの検査の結果、陽性であったことを明らかにした。ローリー氏は、集団感染が疑われているホワイトハウスの式典に出席していた。検査結果が出たのは2日で、それ以降自宅で隔離措置を取っている。症状はひどくはなく、他の家族に陽性者はいないという。

メガチャーチ「ハーベスト・クリスチャン・フェローシップ」(カリフォルニア州)の牧師でもあるローリー氏は9月26日、ホワイトハウスの庭園「ローズガーデン」で開かれた式典に出席した。この式典は、ドナルド・トランプ大統領が、9月に亡くなったルース・ベイダー・ギンズバーグ最高裁判事の後任候補として、エイミー・コニー・バレット氏の指名を発表するために開かれたものだった。約150人が出席し、これまでにトランプ氏とメラニア大統領夫人を含め、出席者の中から8人の感染者が出ている。

陽性反応が出たことを受け、ローリー氏は次のように語った。

「このような時に、私たちがこれ(新型コロナウイルス)を政治化するのではなく、苦しんでいる人々に対し同情を示すことができるよう願っています。これは本当なのです。これは、わが国と世界を席巻している本物のパンデミックなのです。米国の大統領が感染するのであれば、誰もが感染する可能性があるのは明らかです。しかし、神の助けと皆さんの祈りによって乗り越えられるでしょう」

式典出席者で陽性反応が出た人の中には、ケリーアン・コンウェイ元大統領顧問、トランプ氏の討論会準備を支援しているニュージャージー州のクリス・クリスティー前知事、バレット氏の母校でカトリック教会立の名門私立大学であるノートルダム大学のジョン・ジェンキンス学長らがいる。一方、式典に出席していたカルバリー・オブ・アルバカーキ教会(ニューメキシコ州)のスキップ・ハイッツィーグ牧師は陰性だった。