2020年9月18日10時53分

主は生きておられる(166)夏雲、秋の雲 平林けい子

コラムニスト : 平林けい子

夏雲、秋の雲

買い物の帰り
ゆっくりゆっくり歩いていた
角を曲がって 立ち止まった
天までつき抜けるような
入道雲が立っていた
こんな巨大な綿菓子
何千人もの子どもが食べられるよ
「夏の終わりによく見ておきなさい」
夏雲が言った

入れ替わりに
もうすぐ秋の雲を楽しめる
爽やかな秋の空
見上げるのが楽しみ
さまざまなものが
秋の色に変わる

モーセに率いられた
イスラエルの民を
カナンの地に導いた雲は
今年の秋 私をどのように
導いてくれますか
イエス様 楽しみです

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平林けい子

平林けい子

(ひらばやし・けいこ)

1934年京都に生まれ、京都府に在住。同志社大学文学部英文科卒業。1男2女の母。長女が小学校入学を機会に好きな英語をもう一度学びたいと思ったとき、奇しくも今の教会の英会話クラスのちらしを見る。聖書を開き、ヒューマニストだと思っていた自分が仮面をかぶった罪人だと分かった。罪を悔い改めて受洗。しかし、真の神に出会ったのはそのあとの試練の真っただ中だった。主の奇跡を次から次にいただき今に至る。30年間家で中高生向けの英語塾を、13年間町の公民館で中高年の人たちに中級英会話クラスを担当。教会の英会話クラススタッフは38年になる。趣味は、読書。福音書を読む以外は詩、エッセイを読んだり書いたりすること。海外旅行、動物が大好き。京都府・長岡福音自由教会員。フェイスブックはこちら。著書に『主は生きておられる』。