2020年8月4日10時24分

心を立て直し、研がれ、強くされる 菅野直基

コラムニスト : 菅野直基

阪神淡路大震災が起こったときに、私はボランティアで復興支援活動に出掛けました。駅舎が倒壊し、高速道路の橋桁が横倒しになり、家もがれきと化していました。そんな状況の中で、「一体、私に何かできるだろうか?」と無力感を感じました。

私の当時の活動は、主に慰問コンサートでした。当時、二十歳そこそこの私たちの歌と演奏が何に役立っているのか分かりませんでしたが、そこに集まってくれる人たちの中の一人が、「家が崩れて、家族が亡くなり、私の心も崩れてしまいました。しかし、東京からわざわざ私たちのために来てくれて、励ましてくれている姿を見て、心が癒やされて、心が立て直されています。ありがとうございます」と言ってくださいました。

人は、実際の仕事をする前に、自分自身の心が立て直され、強くされなくてはいけません。今日、あなたの心は立て直されて、強くされていますか? 聖書を読み、祈ることで、神様によってあなた自身が立て直され、強めていただくための時間を設けてください。あなた自身が強められ、満たされた分だけ、仕事が楽しくなり、ゆとりが生まれ、はかどっていくのではないでしょうか。

切れ味の悪い斧で木を切り倒すよりも、斧を研いで切れ味を良くしてから木を切った方が、仕事が楽になり、効率的になるように、あなた自身を主の手によって整えていただきましょう。

ステキな一日でありますように。

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菅野直基

菅野直基

(かんの・なおき)

1971年東京都生まれ。新宿福興教会牧師。子ども公園伝道、路傍伝道、ホームレス救済伝道、買売春レスキュー・ミッションなどの地域に根ざした宣教活動や、海外や国内での巡回伝道、各種聖会での賛美リードや奏楽、日本の津々浦々での冠婚葬祭の司式など、幅広く奉仕している。日本民族総福音化運動協議会理事。

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