2008年11月4日04時15分

韓国で元拷問官が牧師として再出発

 1980年代の韓国軍事政権下で民主運動家への激しい拷問を行った70代の元警監(日本の警部に相当)が、牧師として再出発したことで話題を集めているという。中日新聞が報じた。



 懺悔の心から牧師を志した元警監をソウルの教会が10月30日、正式に牧師として認めた。今後は伝道に取り組むという。



 元警監は、民主運動家に電気や水責めの拷問を加えたとして88年に手配され、10年以上潜伏したが99年に自首。刑務所でキリスト教と出会い、06年の出所後、神学を学んだ。