2008年10月24日22時23分

今年の聖書事業功労者賞、ミニ版聖書デザインの新東京計算に

昨年7月に「最も小さく、最も軽い聖書」として発売されたミニ版聖書「バイブルキューブ」(日本聖書協会提供)

 日本聖書協会(東京都中央区、大宮溥理事長)が毎年、聖書普及のための事業に貢献した人物・団体に送る聖書事業功労者賞が今年、同協会が昨年7月に出版したミニ版聖書「バイブルキューブ」の装幀デザインなどを手掛けた株式会社新東京計算に贈られることが決まった。表彰式は、12月4日に行なわれる同協会主催のクリスマス礼拝で執り行われる。



 今回受賞が決まった新東京計算は、同協会の情報発信に関わるウェブサイトのデザインや、グラフィックデザインを担当。人気が高い小型聖書「Duo」に続くミニ版聖書として昨年7月に出版された「バイブルキューブ」の装幀デザインも手掛けた。バイブルキューブは、第42回造本装幀コンクールで日本書籍出版協会理事賞(人文・社会科学書部門)を受賞。そのデザイン性が認められた。



 今年は第19回目の聖書事業功労者賞で、昨年はろう者のための手話訳聖書を製作している日本ろう福音協会に、06年は「ギュツラフ版ヨハネによる福音書」を手掛けた四国学院大名誉教授の浜島敏氏に贈られた。