2008年10月16日21時58分

独教会、金融関係者の悩み受け止める投書箱設置

 リーマン・ブラザースの破綻から瞬く間に世界中へと広がった金融恐慌。ドイツ・フランクフルトの元銀行員でニコライ教会司教代理を務めるジェフリー・マイヤーズ氏は13日、国際的な金融市場の混乱により、教会を訪れる金融関係者や投資家が増加していると、ロイター通信に語った。



 フランクフルトの金融街付近にある同教会では、金融関係者らが心配事を書いた紙を入れる投書箱を設置した。マイヤーズ氏は書かれた内容を読み、不安を抱える人々のために祈っているという。



 今回の金融恐慌が人々に与えたショックは大きく、米ウォール街の教会でも悲嘆に暮れたスーツ姿の礼拝参加者が急増、傷付いた心のケアが必要となっている。