2019年11月5日19時08分

「バチカン秘密文書館」が「バチカン使徒文書館」に 教皇が名称変更の自発教令

バチカン(ローマ教皇庁)にあるローマ教皇私有の「バチカン秘密(機密)文書館」(英語:Vatican Secret Archive)の名称がこのほど、「バチカン使徒文書館」(同:Vatican Apostolic Archive)に変更された。

これまで「秘密(機密)」と訳されてきたラテン語「Secretum」は、かつては「私的」という意味で用いられていたが、現在は隠蔽(いんぺい)などを示唆するネガティブな意味合いを持つようになったため。教皇フランシスコが名称変更の自発教令(10月22日付)を発布し、バチカン(英語)が同28日に発表した。