2019年9月27日21時36分

主は生きておられる(117)この世とのくさりをはずして 平林けい子

コラムニスト : 平林けい子

この世とのくさりをはずして

ヘルマン・ホイヴェルスは
いっている

「老い」の仕事は
「この世につなぐくさりを
少しずつはずしていく」こと

しかし
この世とのくさりをはずすことは
悲しく 淋しい きびしい
あまりにもつらい

そして分かった

この世とのくさりをはずす
イエス様の十字架への道と重なった
自分の十字架を負ってイエス様についていく
輝かしいことではないか

この世に生を受けて
子どものころ 青春 大人になって
よろこび 苦しみ 慰め 励まし
いっぱい 頂いた

年を重ねた今こそ
くさりをはずして
自分の十字架を負って
イエス様についていこう

主への賛美と祈りのくさりは
天国まで はずすことはない

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◇

平林けい子

平林けい子

(ひらばやし・けいこ)

1934年京都に生まれ、京都府に在住。同志社大学文学部英文科卒業。1男2女の母。長女が小学校入学を機会に好きな英語をもう一度学びたいと思ったとき、奇しくも今の教会の英会話クラスのちらしを見る。聖書を開き、ヒューマニストだと思っていた自分が仮面をかぶった罪人だと分かった。罪を悔い改めて受洗。しかし、真の神に出会ったのはそのあとの試練の真っただ中だった。主の奇跡を次から次にいただき今に至る。30年間家で中高生向けの英語塾を、13年間町の公民館で中高年の人たちに中級英会話クラスを担当。教会の英会話クラススタッフは38年になる。趣味は、読書。福音書を読む以外は詩、エッセイを読んだり書いたりすること。海外旅行、動物が大好き。京都府・長岡福音自由教会員。フェイスブックはこちら。著書に『主は生きておられる』。