2019年3月8日19時50分

主は生きておられる(96)枕 平林けい子

コラムニスト : 平林けい子

枕

幼い時 寝るときは
小さな頭の下に
小さな枕

おとなになって
一日を終えて
感謝と悔い改めの後
柔らかい 心地よい枕に
頭をのせる その瞬間
私は眠りのふちに

枕に
頭を置くと
体も こころも
気持ちよく 休む

枕をして
こんなに平安に
休めることを
感謝したことがなかった

後頭部神経痛になって
枕に頭を置けない痛さの中で
知った
枕を使える平安と感謝

しかしイエス様は
言われた

「狐には穴があり
空の鳥には巣があるが、
人の子には枕するところも
ありません」

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平林けい子

平林けい子

(ひらばやし・けいこ)

1934年京都に生まれ、京都府に在住。同志社大学文学部英文科卒業。1男2女の母。長女が小学校入学を機会に好きな英語をもう一度学びたいと思ったとき、奇しくも今の教会の英会話クラスのちらしを見る。聖書を開き、ヒューマニストだと思っていた自分が仮面をかぶった罪人だと分かった。罪を悔い改めて受洗。しかし、真の神に出会ったのはそのあとの試練の真っただ中だった。主の奇跡を次から次にいただき今に至る。30年間家で中高生向けの英語塾を、13年間町の公民館で中高年の人たちに中級英会話クラスを担当。教会の英会話クラススタッフは38年になる。趣味は、読書。福音書を読む以外は詩、エッセイを読んだり書いたりすること。海外旅行、動物が大好き。京都府・長岡福音自由教会員。フェイスブックはこちら。著書に『主は生きておられる』。